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03OD0621101001
長野県立歴史館
古文書(OD)
戸隠坐御可戸神御伝記 上下 写
トガクシザゴカコシンデンキ ウツシ
水内郡
京極興賢
キョウゴクオキカタ
この伝記は、一名「戸隠神社縁起」ともいわれ、上下2巻からなる。筆者は京極興賢である。これは次のような文から始まる。「磐間桑(いはまくわ)ハいとも畏かれど、この帝の神ハ千早振神代の昔し高天原(たかまがはら)にて太(いもじ)き御(み)有(いさ)功座(ほまれ)坐(ます)奇(くすし)く妙なる御因(みいはれ)故有て 大朝廷(おほみかど)は申し奉るも更なり」とあり、祝詞(のりと)調の文章で文意を掴むのにかなり苦労する。このような文脈が延々と続く。やがて、『古事記』にいう天の岩戸伝説が述べられる。それによると、「天の岩戸にその姿を隠した天(アマ)照(テラス)大神(オオミカミ)が、岩戸の前で奏する楽の音につられて少しく、岩戸を開けたのを天(タ)手刀男(ジカラオ)命(ノミコト)が捕らえ、遠くに岩を投げ離した処が葦原中ツ国で、山と化(な)り、それが信濃の国の戸隠山であり、又の名を石戸山と称す、この石戸落ちて地に止りて神々のおわす所が戸隠の社である」と。なお、文中○と△が目立つが、○は注であり、△は注の注である。
画像
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長野県立歴史館